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2014.06.08

赤鬼

青山円形劇場で野田秀樹作・中屋敷法仁演出「赤鬼」を観る。

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青山円形劇場はこどもの城の中にある小(中)劇場。

こどもの城が2015年3月末で閉館となるのにともない運命を共にするらしい。

もともと児童厚生施設として「国立総合児童センターこどもの城」として発足。国が運営する全国の児童館の総元締めというようなものだった。

小児保健部という保健管理部門もあり、長らく医局の大先輩の先生が責任者を務めておられた。何度かおじゃましたこともある。

東京の青山という場所に、こういう一点豪華主義の施設を作るというのは、モデル事業だから成り立つ。建て替えという話になったら同じコンセプトでの存続は難しいのかなと思う。

ただ、小児保健部はともかく、円形劇場は惜しい。

今日の舞台もそうだったが、大道具を使う事が難しい。傾斜をつけた円形の床を組み合わせただけのセット。

以前ここで観た「伯母との旅」も大道具と言えるのはトランクだけ。

それだけに、役者の存在感だけが舞台を成り立たせる。

先日観た「水族館劇場」とは全くの対極にある。

「赤鬼」は1996年初演。赤鬼は大柄な白人の俳優が演じたらしい。

今回の目玉の一つは、全て日本人で演じること。

それが成功したかどうか。異質感のない赤鬼。異形の怪物ではない赤鬼。

若い俳優達の中に独り年の離れた小野寺修二さんが赤鬼を演じたのだが、年齢だけでは異質感も恐怖心もかもしださない。

演出の中屋敷法仁さんは1984年生まれと言うから、息子と同い年。

高校生の頃には「赤鬼」を上演する高校演劇部はたくさんあったそうだ。娘も学園祭の学年劇でクラスメートが上演したのを手伝ったという。

たぶん、ブームだった。

この芝居が「ブーム」なるような時代は嫌だったとインタビューで話している。

初めて観た「赤鬼」だが、総じていえば面白い舞台だった。

黒木華さんは「花子とアン」でお目にかかっているが、こちらが断然よい。

柄本時生さんも玉置玲央さんも好演。

予定外の観劇だったが、ラッキーな一日だった。

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