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2013.01.24

少女仮面

例のメンバーで新宿梁山泊公演「少女仮面」を観に行く。場所は東中野のはずれのマンションの地下。劇団の稽古場でもあるようだ。名付けて芝居処・満天星。食事処・グリル満天星ではない。

Photo Img013

マンションの階段を地下に向かって降りて行くと、なにやら怪しい世界に通じる入り口がある。そこは喫茶室になっているのだが、公演のないふだんの日はどうしているのだろう。絶対、フリの客が入るロケーションではない。

客席と舞台はテント劇場よりずっと小さい。そして、懐かしのアングラ臭に満ちている。

新宿梁山泊は以前「ベンガルの虎」を井の頭公園のテントで観たことはあったが、この本拠地は初めて。とても面白い。家賃はいくらくらいなのかちょっと気になった。

ボーイ主任の金朱珍、春日野八千代の水島カンナの熱演。素晴らしい。

少女貝役の大鶴美仁音は大鶴という名字からもわかるように、原作の唐十郎氏の娘さん。ふと振り向いたら、お父様が観に来ていた。

「少女仮面」は1969年に早稲田小劇場のために書き下ろされた。演出は鈴木忠志、春日野八千代が白石加代子、貝が何と吉行和子である。

本棚から学芸書林版のカバーが取れて褐色に変色した戯曲を引っ張り出した。扉に初演時の写真が掲載されている。これが1969年10月で、1970年に岸田戯曲賞を受賞。1971年には状況劇場で再演。春日野八千代は李礼仙。

その後、何度か再演されているし、いろんな劇団が上演している。後続のアングラ劇に大きな影響をあたえたのもたしか。

あの頃の学生劇団でも上演したかった所は多かったと思うが、春日野八千代をやれる女優がまず見つからない。

結局、「少女仮面」は一度も観る機会もなく今日まで来たのだった。

観ていると、何度も繰り返し読んだ戯曲が甦ってきた。一度も観たことのない舞台だが強い既視感が残った。

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