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2011.03.03

南へ

野田秀樹の新作「南へ」を池袋の東京芸術劇場で見た。

若い話題性のある俳優を主役にすえてベテランでしっかり脇を固めるという手堅いキャスティング。
やはり興業として成功しないことには元も子もない。
妻夫木君はまずまずとして、蒼井優ちゃんは熱演ではあったのだがちょっとイメージが違うのではないかという気がした。あの役だとどうしても大竹しのぶさんだったらどうなのかなと思ってしまう。もっとも大竹さんもお年を召されてきているので今ならどうかわからないが。
我らが銀粉蝶は健在。出てくるとオーラがあります。
舞台は真ん中にリングの様に四隅にポールが立っていてその中で劇は進行する。その両脇に出番のない出演者全員が並んで座っている。つまり楽屋。だらっとすることもできないし、台本で台詞の確認もできない。
そういう緊張感が漂っている。面白い演出だ。
で、野田秀樹の脚本。
「南へ」、というのは「北から」ということでもあるようだ。
これまでの野田秀樹の芝居ではあまり政治的メッセージを感じることはなかったのだが、今回は朝鮮問題と天皇制という二つのテーマを交錯させている。
テーマとして扱われてはいるが野田秀樹が発しているメッセージはない。
なのでよくわからない。
最後のシーン「1X」。9回裏のスコアボード、サヨナラ負けを示しているが何なんだろう。
うーん、よくわからない。

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