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2011.02.09

熱海殺人事件

紀伊國屋ホールで「つかこうへい復活祭」と銘打ってつかの芝居を連続上演する。初回は「熱海殺人事件」。

1973年に初演。74年に岸田戯曲賞受賞。田舎の大学で学生劇団をやっていたものにとっては思いもかけない衝撃だった。
つか事務所の芝居を見てのことではない。たしか「新劇」に戯曲が掲載されたのを読んだのだと思う。
それまでの唐十郎や寺山修司の二番煎じ、三番煎じの「アングラ芝居」から別の世界を見せられたような気がした。
で、もちろんやりました。「熱殺(アタサツ)」。
あの頃どれだけの学生劇団が「熱殺」をやったのだろうか。多分スゴイ数になるはず。
観る方はといえば、オリジナルメンバー版(三浦洋一、平田満、加藤健一、井上加奈子)はもとより、その後繰り返し再演されたつかこうへい演出のものは90年代になるまで観ていない。
阿部寛の「モンテカルロイリュージョン」は観た記憶あり。
これに比べると今回のバージョンはオリジナル戯曲に忠実なようだ。もちろんハリーポッターや白鳥の湖のバレーリーナ等は今回のオリジナルなところ。まあ、それはそれとして面白い。
ただこれまではつかこうへいが自作をどんどん改変して作り上げてきたもの。元々の戯曲のボリュームだと1時間30分くらい。今回は2時間あった。かなりの追加部分がある。膨らんだ部分はやはり面白くなかった。
つかこうへいが生きていたらなんと言うであろうか。
長谷キョンや大山金太郎をやったD-Boys(知りませんでした)の柳下大などは学生演劇と大して変わらんレベルに見えた。
でも、2500円という入場料は破格。今どき学生の学内公演でもこのくらいは取るのではないか。
なんだかんだ言っても楽しく帰ってきたのでありました。


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