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2009.12.31

家をたたむ

奈良の実家の売却が決まったのは先月末。4月の明け渡しに向けて家の整理に帰ることになる。
一足先に妹一家が帰ってきている。妹はこの家で最後となる正月を過ごす事にしている。

スケジュールはなかなかなタイト。30日朝から墓参り。暮れや正月に墓参りしたと言う記憶は父母が健在だった時から私にも妹にもない。墓に行ってみて驚いたのはたくさんの人が墓参していること。小さな駐車場は一杯になっている。
午後に檀家寺のご住職が来訪。家を引き渡す前にまず仏壇を何とかしなくてはいけない。売却が決まった時にお寺に行って墓と仏壇をどうするかを新しいご住職に相談した。
このご住職は先代のご住職が高校の先生をしていた時の教え子で、入院中の先代を見舞いに行ったときにちょっとした弾みで後継住職になってもいいと言ったらしい。教え子と言っても聞いたら私と同い年で、それまではサラリーマンだった。
後継者の居なかった先代のご住職は大喜びで、それから浄土真宗の僧侶になるための学校に入って修行を積んだとのこと。母が亡くなったときはまだ修行中で、一周忌の法要が仮免で、先日の伯父の葬儀が大舞台デビューというところだろうか。
仏壇はお経を上げてから正面左右にある旗印のようなもの(聞いたのだが忘れた)を取り外したら「性根抜き」という事になるそうだ。後は仏具屋さんが引き取ってくれるそうで、その手配もしていただく。
セレモニーのあとしばし歓談。家の中を案内する。同世代と言うこともあり、1960年代後半の話を昨日のことのようにした。
住職が帰ったら、中学高校時代の友人ヤマダ君がやってくる。父親の蔵書の処分をお願いしたのでそれの下見と、家具調度類の再就職先を見つけるためである。彼の奈良の交友関係で古いものを欲しがっている人がいるというので紹介していただくことに。
Img_1178母の遺品の中に女学校時代の防空ずきんを発見。母はヤマダ君の母上と女学校の同級生である。氏名、年齢、所属学校、血液型!が書いてある。おそらく実家で見つけたものを大事に取ってあったのだろう。学徒動員で愛知県の工場に行っていたときのものと思われる。
その前に、母がお世話になったグループホームの施設長のIさんが来ている。結婚されると言うことで妹がお祝いを用意していた。母には家族同然のお世話をいただいたこともあり、それ以後も妹は家族のようなおつきあいを続けている。出会いとは不思議なものである。
こういう変わったメンツでうどんすきを囲む。この家でのこういう会食もこれが最後だろう。
ヤマダ君は禁酒中で他の誰も酒を飲まない。一人でビールを飲んだらそのまま眠くなってダウン。
片付けのかの字もしないで1日目終了。

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