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2009.04.16

ブレヒトは今も「今日的」か

シアターコクーンで宮本亜門演出の「三文オペラ」を観る。30年前地方大学の学生劇団でいっしょだったおっさんたち・・・「さて」のマスター、「やさぐれ精神科医」氏、座付き作曲家で某テレビ制作会社のK氏と私。

「ブレヒト」は「ベケット」と並んで「一応押さえとかないかん」劇作家であった。私たちよりもう少し上の世代にとっては「今日的」な作品群であった。その頃から、パロディとしては取り上げても「本歌」としての「ブレヒト」は今ひとつピンと来なかった。要するにまともに読んだことも演じたこともなかったということである。
「三文オペラ」はこれまでもシアターコクーンで串田和美、蜷川幸雄らによって上演されてきた。蜷川演出の「三文オペラ」は2001年に観たはずだ。しかし、すっかり記憶から抜け落ちている。ブログもまだやってなかったので観劇記録もない。鹿賀丈史がメッキ、村井国夫が乞食の社長、キムヨンジャが出ていたというのをかろうじて思いだした。
今回の宮本亜門版ではクルト・ヴァイルの原曲を大幅に編曲して「本歌」がどんなだったかよくわからないくらい。冒頭の「マックザナイフ」が何となくわかるくらい。歌詞も新しく訳し直してあるらしいのだが、PAの音量ばかりが大きくて意味がわからない。熱唱が空回りという印象を受ける。「音楽劇」の難しいところだろう。この劇中歌をCDにしても毎日聴こうという気にはならないだろう。たとえば「上海バンスキング」のCDなどは何度聴いたかわからないくらい聴いている。
この違いは何だろう。斬新さについて行けないだけなのか。そもそも「ブレヒト」なんてお呼びじゃないのか。
それと、もう一つ。3幕休憩2回の3時間15分は長かったなあ。


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