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2009.03.23

納骨

母の一周忌の法要を奈良に帰って行った。今度の5月は父の十三回忌にあたるので申し訳ないが一緒にまとめてやらせてもらった。父母は仲がよかったので一緒にしても怒りはしないだろう。

土曜日の午後診療を終えて横浜での神奈川県小児科医会総会に出席。総会を中座して新幹線で奈良に向かう。
墓参りと法事の事前準備は先乗りのカミさんと妹に任せる。
法事は実家近くの菩提寺である常教寺で。ご住職は病気療養中で後継のご住職の初舞台となる。
Shinran Noukotu 法要を終えて京都の大谷本廟へ納骨(分骨)に向かう。大谷本廟は親鸞聖人のお墓があるところ。浄土真宗本願寺派の広大な墓所である。入ったすぐの所には親鸞聖人の銅像が建っている。
両親の遺骨はすでに墓に埋葬してあるのだが、「本骨(のど仏の骨)」だけは別に小さな骨壺に収めて実家に置いてある。無人の実家にいつまでも置いておくわけにもいかない。父十三回忌、母一周忌を期して本願寺に納めることにした。
本願寺の納骨システムはなかなかシステマチックである。わが家は檀家寺経由で手続きをしたので必要なかったが、ホームページから納骨の申込書をPDFファイルで入手できる。納骨の実際もホームページで予習ができる。
骨壺は小型で規定のものがあるのでそちらに移し替え、ボンドで密封する。納骨スペースは各寺院の持ちスペースがあって、ずらりと並んでいる様はコインロッカーのようである。
ロッカーの中にはすでに納められた骨壺がびっしり。
新米のご住職も大谷本廟は初めてとかで、後学のため同行したいとの申し出がある。こちらでもお経を上げていただく。
無事納骨を終えて、新幹線の時間まで間があるので隣の清水寺にもお参りする。おりしもご本尊の十一面観音像の特別ご開帳ということでそちらも別料金で参拝。大行列が終わってやれやれと思ったら外はいつの間にか大雨になっている。傘を持っていたのが娘だけ。ずぶ濡れになって喫茶店で荷物番をしていたカミさんと妹の所へたどり着く。やはり、日頃の心がけの問題であろうか。
「宗教は人民の阿片である。」という考えを是としていた身としては、こういう「法事」などどうでもよいことと心の奥では思っていた。ところが、すべてが終わってみて、ふと心が軽くなっていることに気づいた。重いものを預けて肩の荷が少し軽くなったような気がした。

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