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2008.06.03

溶連菌の不思議

5月の連休明け以降溶連菌感染症が激増している。感染症発生動向調査の10年間の傾向を見ても毎年この時期は増えている。なので、今年が特別と言うことではないのだろう。

溶連菌は不思議な細菌である。多くの細菌が抗菌薬に対して耐性を獲得することで生き延びてきているのに対し、溶連菌はペニシリン系抗菌薬に耐性を持たない。ペニシリンが特効薬でいられる数少ない細菌なのである。なのに細菌界ではメジャーな存在であり続けている。
溶連菌は多彩な症状を引き起こす。あらゆるところに感染する。のどについたら咽頭炎、皮膚についたらとびひや丹毒、帯下や肛門周囲炎の原因にもなる。頚部リンパ節炎の多くは溶連菌が原因である。発疹を伴う発熱は猩紅熱と呼ばれたし、関節炎や心炎を伴うリウマチ熱も溶連菌が引き起こす。感染後に起きる急性糸球体腎炎も有名。川崎病の症状が溶連菌感染症にあまりにも似ているのでいまだに川崎病の病因説にリストアップされている。
アレルギー性紫斑病も溶連菌感染の後で起こることが知られている。
最近たてつづけに溶連菌感染後の激しい腹痛、関節痛などを経験した。これらの症状は溶連菌が関与しているのかどうかははっきりしないのだが、溶連菌ならやりかねないですね、というのがワタクシ的評価なのだ。
溶連菌感染症は奥が深い、と言うのがこのところの印象である。

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コメント

保育園に通っている四歳の女の子の母親です 年末から2月までにもう三回も溶連菌にかかっています いつも症状はひどくなく元気はあります 個人病院のかかりつけの先生はひんぱんになるものだからっと言われるだけです 大丈夫でしょうか? 病院を変えてみたほうがいいのでしょうか? 日頃から手洗いうがい・加湿はしてるのですが… 他に予防方法はありますか?
宜しくお願いします

投稿: 赤木 弘美 | 2009.02.16 12:48

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