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2008.05.26

修飾麻疹?

相変わらず神奈川県は麻疹患者発生数でダントツのトップを独走している。患者は主に年長児・成人なので小児科にはあまりやってこない。幸い当院でも今年はまだ麻しんと診断した患者はいない。それでも、一応神経はとがらせて待機している。

先日大学生の発熱、頭痛の患者さんが来た。のどが少し赤いだけ。熱は38℃台。咳も鼻水もない。ははーん、これは溶連菌感染症だろうと迅速検査をしたが陰性。この所見で溶連菌以外の細菌感染はなかろうと鎮痛解熱剤だけだして帰した。4日ほどたって発疹が出てきたとやってきた。えっ、ひょっとして麻しん?!
熱は下がっている。発疹は体の中心から始まって癒合傾向のある多形滲出性紅斑。麻しんらしくはない。口の中のコプリック斑も全くない。なんと言っても昨年の大学生の麻しん騒ぎの時にMRワクチンを追加接種している。これで、麻しんだったら何を頼りに医者をやっていけばよいのだ。とは言え、一応採血して麻しん抗体を検査する。麻しんではないとわかるまでは隔離ということにしてあったがなかなか検査結果が帰ってこない。麻しんの検査が殺到しているのだろう。1週間以上経ってやっと結果がでた。
さて、その結果はというと、ここまでのもったいつけた話の流れではやっぱり修飾麻疹だった、わぁ〜、となるはずだったが、麻しんIgG抗体は陽性、IgM抗体は陰性。抗体検査の上では麻しんではなかった。めでたい。
ということで、同業者的には、何だ、オチはないのか、と言うことになるのだけれど、スンマセン、オチはありません。

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コメント

いつもブログを楽しみにしている乳幼児の母です。
思わず突発性発疹?と思ったのですが、まさか
大学生になる年齢で罹患することはないですよね・・・?
(子供の突発のときとよく経過が似ている気がしましたので)
病気って色々と不思議です。

投稿: そばゆかーちゃん | 2008.05.27 09:32

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