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2008.05.20

今月のお当番

小児急病センターの今月の準夜当番に行く。朝からの大雨で雨上がりの午後は混むかと思ったがそうでもなく、急病センターも混むかと思ったらこれまたそうでもない。急病センターの5月の来院患者数を見てみると準夜・深夜とも軒並み一ケタ。天気のせいではなく、病気が少ないということだろう。

患者は少ないはずと思っていると結構次から次へとつながってくる。溶連菌感染とか、来てみたら腹痛は治っていた胃腸炎とか、ぐっすり眠ってやってきた「眠れないほどのひどい咳」とか。数は結構来たのだがほとんどやることなし。薬もなし。薬局はきっとヒマだったことだろう。
こういう、軽症で、そもそも「救急」を受診する必要がなかったケースでは保険診療の自己負担金以外に「特定療養費」として何千円かのお金を徴収すると言う動きが出てきている。乳児医療費助成制度で多くの場合は時間外加算や休日加算があっても自己負担はゼロということが多い。このことが安易な救急受診に拍車をかけているという考えである。実際、徳島赤十字で負担金を取るようになったら救急受診数が4割減ったが、入院の必要な救急患者数は変わらなかったという。つまり、本当に救急な人はお金がかかっても来るっていうことだろう。
もっとも、この小児急病センターでそういうことをやったらセンターの存在意義はなくなってしまう。なんと言ってもここは病院の救急外来に救急じゃない患者さんが押し寄せるのを防ぐ防波堤なんだから。
そして、一番の問題点はこちらが「不要不急」と思っても患者さんの方ではそうは思っていないことにある。発疹が出たというので来院して「溶連菌感染」と診断したケースでも「やっぱり、来てよかったね」と両親は安堵の表情を浮かべていた。これなどは翌日の受診でかまわないケース。腹痛だって同じ。少し様子見てればたいていは自然とおさまる。親御さんにはこのあたりの判断力を持ってもらいたいところなのだが、無理難題であろうか。

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