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2008.01.07

始動

2008年の診療開始。1週間休むと勘がすぐには戻らない。特に問題なのは電子カルテ。語句の登録ボタンの位置はマウスが知っているのだが、1週間ですっかりぼけてしまってペースを取り戻すのにしばらくかかる。午前中は終わり頃に少し混んだが全体としては平和な年明けとなった。

休み中からの発熱の3歳児は川崎病だった。5日目、まだ大丈夫。入院お願いの電話が新年のご挨拶となる。
年末にコントロールしきれなかったので吸入器を貸し出した喘息の子はすっかりよくなって吸入器を返しに来た。その他、RS ウイルスで心配した赤ちゃんも無事に年を越していた。
意外だったのはインフルエンザがほとんどいなかったこと。休み中にインフルエンザと診断されたという子もいなかったし、インフルエンザを疑って検査した子もみな陰性だった。冬休みという強力な学校閉鎖でインフルエンザの流行は絶たれつつあるということだろう。2月3月にもう一山来そうな気はするけれど。
インフルエンザのかわりに目に付いたのが水痘。これは保育園での流行。
休み中にかかってきた電話で気になったのが一件。
年末、夜10時頃だったと思う。子どもが魚の骨をのどに刺したらしく痛がって泣きやまない。ご飯粒丸呑み作戦も口にものを入れようとしないのでダメ。水分も何も飲もうとしない。救急情報センターに問い合わせて、南部小児急病センターを教えられて電話したが魚の骨は耳鼻科が担当で対応できないと断られたと言う。どうすればいいでしょうかと言うのだが、確かに困った事態だ。小児急病センターが耳鼻科がいないからと言って断るというのでは患者の方はどうすればいいのだ。自分で探して行けってか。気管異物などと違ってすぐに命の危険があるわけでもないから救急車を呼ぶのは問題。かといって正月明けまでがまんさせなさいというわけにもいかないだろう。
それで、私のアドバイスは、1次救急をやっているある病院の救急外来に電話しないで直接行きなさい、というもの。待たされるかも知れないが、来た以上は何とかしてくれるはず。
魚の骨などの咽頭異物は小児科医だってなんとか対処できる。無理だと思えば病院からなら確実に耳鼻科当直医のいる大学などの大病院も紹介できるはず。そのための小児「一次」救急だろう。
その後、どうなったかはわからない。何とか骨が取れて正月が迎えられたことを祈るばかり。

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