« 区役所で会議 | トップページ | インフルエンザA.B陽性 »

2008.01.31

毒入り餃子

昨日から中国製毒入り餃子の話題で持ちきりである。
今朝一番に昨日溶連菌感染症と診断して抗菌薬を処方した患者さんの親から電話がある。昨日は言わなかったのだけれど、熱の出る前日に餃子ではないのだがお弁当総菜で回収対象のゴボウの豚肉巻きを食べさせた。その夜から下痢をしているというのである。

今日も下痢をしているので下痢便を持って診察に行きたいという。いあや、うちに下痢便を持ってこられても検査できるわけでもないし、どうもその症状は有機リン中毒とは思えない。とりあえず、保健所に電話してみたらと話を保健所に振る。
しばらくして保健所から電話がかかってきた。保健所の方でも中毒とは思えないので検査はしないことになったとのこと。結局当院でもう一度診察するということになる。
見たところでは有機リン中毒の症状は見られない。こういう、ひょっとしてというケースが今日だけで400人ほどあったという。実際の中毒もかなり含まれるだろうが、多くは無関係なものだろう。まあ、これだけ騒がれたら心配になるのは当たり前だ。
報道によれば、どうも餃子の製造過程で混入したということらしい。事故か故意か。真相は明らかではないが、中国からの食品輸入に制約を設けたいという人たちがにんまりしていることは確かだろう。

有機リン系農薬中毒といえば、学生時代法医学の試験のヤマ中のヤマだった。パラチオンとスミチオンの作用の違いを書かせるような問題だったと思う。あまりに昔のことでほとんどカスミの中。この問題はまず確実に出るというので先輩から伝わった模範解答を丸暗記して法医学の試験は通ったような記憶がある。
ちょっと調べてみたら、日本でパラチオンが使われ出したとたんに年間1800人の中毒者が出て死者は70人に達したらしい。今問題になっているメタミドホスも同じくらいの毒性があるようだ。なにせサリンのお仲間でなのである。

|

« 区役所で会議 | トップページ | インフルエンザA.B陽性 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 区役所で会議 | トップページ | インフルエンザA.B陽性 »