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2007.09.13

インフルエンザの話題

インフルエンザワクチンの接種予定も決まり、9月22日から予約を受け付けることになる。まだ残暑の季節というのに、もう冬支度かという気もするがそれくらいの心構えでないとやっていけない。今日は、とある育児情報雑誌の取材でインフルエンザについての話をする。

これまでのシーズンと事情が大きく変わってくるのはタミフルの使われ方だろう。2シーズン前からタミフルの副作用として「異常行動」が騒がれるようになった。医学的にはこの「異常行動」がタミフルの副作用か、インフルエンザの一症状なのかまだまだ決着はついていない。せっかく決着をつけようと準備された調査も調査資金の出所の問題でポシャッテしまったままで、結論は当分先になるだろう。ただ、この間の議論で、インフルエンザと診断したら何が何でも急いでタミフルというこれまでの一般的な流れに歯止めがかかったことは間違いない。
なので、これからのインフルエンザ対策としてはいかに早くタミフルを飲むかではなく、いかにインフルエンザのリスクを低くするかが問題となる。インフルエンザワクチンは有効性の面で大きな問題がある。6歳以下の場合、調査によって差があるが有効率は30%から40−50%とされる。麻しんのワクチンの有効率が90%以上という事と比べるとその差はわかると思う。それでもその数字をどう読むかが鍵だろう。30%しか発症阻止効果がないと受け取るか、30%は効果があると受け取るか。リスクを下げるという観点から言えば接種するメリットはあるだろう。
というようなお話をした。
雑誌は11月にリニューアルで発売だそうだ。

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