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2007.09.11

医療機関情報サイト

数ヶ月前、とある地域情報サイトから医療機関情報を充実させたいので院長のインタビューを記事にして掲載したいという申し出があった。だいたいこういうのは広告扱いで掲載料をとられるのが普通だが、無料だという。まずはコンテンツ充実ということなのだろうと解釈。こちらは取材に時間を割くわけだから本来は取材料をいただくのが筋だが、デタガリの性分もあるのでとりあえずお引き受けした。

後日、ライターの方と営業の方がおいでになり、1時間あまりのインタービュー取材と写真を撮って帰られた。ライターの方は当院のHPなどもチェックして予備知識もあり熱心であった。まあ取材する側としては当然のことだろう。質問はちょっと月並みかなと思うようなことも多かったが、こちらとしては変なマイナスイメージさえ出なければそれで良しということで、完成原稿に少し手を入れただけでOKを出した。取材時の話で、このインタービュー記事は3ヶ月間はそのままサイトに掲載されるが、それ以降の掲載については月額3万円かかるという話だった。やっぱりね。記事が気に入って、反響もあるようなら払うだろうという心づもりらしかった。広告扱いで有料ということなら最初から受けない話だったので、掲載は3ヶ月で終了してもらってよろしいという意向は伝えておいた。やはり取材のアポを取るときに3ヶ月後には有料ですという話をしていなかったのは心証としてきわめて悪いですよ。
その3ヶ月が過ぎたらしい。営業の方から再度有料での掲載の申し入れがあった。年間36万円の掲載料である。つまり、お試し期間3ヶ月以内の所は別として、長期に掲載される医療機関の院長のインタービュー記事とリンクは「お金を払って載せてもらっている」ものだけである。それらをリストにして検索機能をつけても、ヒットするのは広告主の所だけ。これで生活情報サイトとか医療機関情報サイトと言われても何だかなあ、である。
ホームページとリンクして訪問者が増えると言われても、YahooやGoogleから来る人と比べたら問題にならないのだ。
以前グラビア雑誌で有名人と対談しませんかという申し入れがきたことがある。銀行の待合い室とかに置いてある○○グラフとか、そういう類の雑誌。そこで俳優の△△さん(最近テレビで見なくなったなあ、という感じの旬をはずした年配のタレントが多い)と院長先生の対談を載せたい、と言ってくる。今回の件はこれに近い話かな。
こういう依頼があったときは、すっとぼけて、
「ところで取材料はいくらですか」と尋ねる。
「いや、お支払い頂くのですが。」
「え、ウソ、育児雑誌のインタビュー記事は取材料をいただきますよ、安いけど(あ、失礼)。」
なんてやりとりで向こうは脈なし判断してさっさと電話を切ってくれる。

こういう意地悪な性格なので、今回の話はなかったことにしてもらおう。コンテンツの著作権は先方にあるので継続使用するも削除するもこちらは関知しないことにする。

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コメント

片岡先生,ご無沙汰しております.
これまでも,ちょくちょく拝見させていただいておりましたが,初めてコメントさせていただきます.

実は,僕もこの業者の取材を受けました.
そして最初に値段の話も聞いてみました.取材前は,「これは無料です」なんて調子のいい話でしたが,やはり3ヵ月後から3万円/月かかるということになりました.
当然,それなら全く必要ないので,とお断りしました.一応参考までにその高い値段で,どのくらいの割合でクリニックは契約しているの?と聞いたら,担当の方は,90%はご契約いただいております,との返事でした.

が,先生のお話をみても,到底そんなことはないだろーという感じですね.
それに,もう半年経ちますが,まだうちのクリニックも掲載されていましたね.無料で.

多分,田園○○ドットコムですよね.
ちなみに,このサイト経由でうちのHPに来ていた方はほとんどいませんでした.

投稿: 染谷貴志 | 2007.09.12 17:25

コンテンツが少ないと→アクセス数がのびない→広告媒体として魅力が少ない→有料のコンテンツが増えない という循環ですね。なので、最初は「無料」で釣ってコンテンツ数を増やす作戦なのでしょう。掲載料年額36万円を最初から言わないのはフェアではないです。どう考えても90%が契約というのは嘘くさい。

投稿: 院長 | 2007.09.13 17:00

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