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2007.08.06

大阪の保育施設でO157感染

大阪の保育施設で「O157」感染、3歳の女児が死亡という新聞記事がでた。11年前の堺市での集団発生以来何となく「O157」問題は落ち着いているようにみえてそうではない。

夏場の下痢症は「細菌性胃腸炎」が多い。原因菌として多いのは1.カンピロバクター 2.病原性大腸菌 3.サルモネラの順だろうか。なので、下痢症で問題ありそうな症状なら便の細菌検査は不可欠。黙って抗菌薬を出すというのはその患者さんの治療だけなら許容されるかもしれないが、地域全体の健康管理という面では失格というべきだろう。このところ便培養の結果ではこれらの起炎菌は「全部あり」という状況。幸い「O157」に代表されるベロ毒素産生の病原性大腸菌は1例も検出されていない。ただ、それは幸運というだけのことであって、いつ園医をしている保育園で新聞記事のような出来事が起きても不思議ではない。起きれば園医として最悪のシナリオ。「気をつけてください」では何も言ったことにはならない。給食やおやつ、おむつの処理の仕方などの再点検を徹底することにしよう。

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