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2007.05.21

麻しんの影

麻しんのために今日はとうとう早稲田大学まで休講になった。小児科の対象年齢での発生が少ないとは言え、もう来る、もう来るとファイティングポーズが続いている。今や発熱を診たら麻しんと思え、くらいの気持ちである。ところが、その割に麻しんの患者を見かけない。今日の小児科医会の会合でも話しに出たが、どこそこの保育園で出たらしいといっても、感染症サーベイランスにあがってこない。なので、誰も詳しいことを知らない。やはり、麻しんに関しては全数把握システムを作らないと話にならない。

都内の私立中学に通う中学生。学校は麻しんのために閉鎖されているという。熱が出たというので、最初から隔離での診察。ワクチンは済んでいる。ワクチンが済んでいても1回だけなので免疫が落ちている可能性がある。のどや口の中は麻しんらしくない。血液検査で確定するつもりで採血したら白血球が増えている。麻しんでは普通減少する。それだけでも違いそうだが、念のために溶連菌の迅速検査をしたら陽性。要するにごく普通の溶連菌感染症なのだが、麻しんの影に惑わされている。
今わかっているところでは、川崎市ではまだ学校閉鎖に至るような流行はみられない。しかし、患者が往来することから考えれば、中学・高校などに拡がってくるのは時間の問題と思われる。
ファイティングポーズは崩しちゃいけない。

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