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2007.05.25

麻しん抗体検査が品切れ

今日契約している検査会社からファックスが届いた。麻しん抗体の検査をする人が激増したために検査の試薬が底をついてしまった。これから当分の間麻しん抗体の検査はできませんということである。出来ない検査は「麻しんHI抗体」と「麻しんEIA-IgG抗体」。要するに一番需要の高い検査。

麻しんHI抗体検査にはアフリカミドリザルの血球が使われているのだそうだ。ところがこのアフリカミドリザルはワシントン条約で保護対象となっている絶滅危惧種。これから先そう簡単にその血球が手に入るとも思えない。いつまでも残る検査法とは思えない。それでPA法やEIA法が開発されたのだが、EIA法の方もダメというのは検査キットが売り切れたということらしい。検査キットだってそうすぐには量産出来るわけではない。インフルエンザの時にいつも感じるが、流行を的確に予測してワクチンや検査キットを準備するというのは至難の業である。だが、今日の麻しんの流行は十分に予測できた。まあ、予測して検査キットを量産して備える機転があるくらいならとっくの昔に麻しんワクチン2回接種に踏み切っていたわけだが。
アフリカミドリザルで思い出したが、ゴルゴ13がエボラ出血熱にかかった時に密輸されていたミドリザルから坑血清を作って一命を取り留める話があった。現実はあんな訳にはいかない。感染が成立して発症してしまっている場合には抗体を注射しても効果がない。麻しんだって発病してしまったらガンマグロブリンなんて屁のつっぱりにもならない。抗血清が効果があるのは蛇毒や破傷風など毒素による症状である。それに何の処理もしないミドリザルの血清を注射なんかしたらその後何が起こるかわからない。よい子はまねをしないでね、ってところか。

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