« 対全南ドラゴンズ | トップページ | GWの診療体制 »

2007.04.26

麻しんワクチン

GW間近となって今週から混み始めた。3月中のインフルエンザがやっと終息して一息つけるかと思っていたら、インフルエンザが息を吹き返す、喘息発作が増える、感染性胃腸炎が増える、などでまた忙しくなってきてしまった。

受診患者さんだけでなく問い合わせも多い。一番多いのは麻しんワクチンに関するもの。
1歳の時にワクチンを受けただけだが、2回目は受けなくてもよいのかという質問が一番多い。
現在の小学校1年生は2回の接種受けている。この年代より若い世代はみな2回接種になる。それは2回接種の方が免疫の獲得に効果があるからで、麻しん・風しんに関してはやっと世界の水準に追いついたということに過ぎない。だから、現在小学校2年生以上の人ももう一回受けた方が良いのに決まっている。これは分かり切った事。では、2年生以上で自然免疫が少ないと思われる40歳以下の人全員に公費接種するとどのくらいの費用がかかるのか、自治体はそれを負担できるのかという問題が出てくる。
仮に20歳まで公費接種で行うとして、人口120万人の川崎市でどの程度の費用がかかるか試算してみる。7歳から20歳までの人口は統計表から推論して18万人。MRワクチンの接種にかかる費用は一人12000円とする。これだけで、
180000x12000=2160000000  21億6千万円 。その他、広報や事務費も大きくなる。
なかなか、現状では現実味の薄い数字。政治的リーダーシップを発揮してエイヤッと決めるひとがいないと難しい。

|

« 対全南ドラゴンズ | トップページ | GWの診療体制 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4860/14857101

この記事へのトラックバック一覧です: 麻しんワクチン:

« 対全南ドラゴンズ | トップページ | GWの診療体制 »