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2007.03.21

小児急病センターとタミフル

小児急病センターの当番ということで普段より少し遅い朝食をとりながら新聞を拡げたら厚労省が未明に緊急会見を開いてタミフルの10歳以上の小児への投与を事実上禁止する事になったという。前回の注意喚起だけでは不十分として緊急の注意事項の改訂となったらしいが、それにしても夜中の12時というのはいったいどういう訳だ。それほど泡食っていたのか。

タミフルを服用しなくてもインフルエンザの期間中に夢遊病のような行動やうわごとを言ったりすることがあるのはわかっている。問題はタミフルの服用によってそのような行動が加速されるのかどうかということである。これは今のところ「わからない」というのが正解だろう。この件に関してはうちのクリニックでも調査に協力した厚労省の班会議の研究がある。今シーズンの集計をまって結果が公表されるだろうからもう少しはっきりしたことがわかるだろう。もちろん今問題になっていることはそれまで待てない。「わからない」という段階でも注意を喚起することは必要だろう。事実上の禁止と言うことでもかまわない。製品回収というわけではないのでどうしても使いたい人は使えるが、知っていて使うのは使う側の自己責任ということだろう。調査の結果で今後のタミフルの使い方を決めるとして、それまでの措置としては仕方ないのではないかと思う。サリドマイドや血液製剤によるエイズ、肝炎の時もこれくらいの対応をしていればよかったのに。
当院の場合、昨シーズンからタミフルの使用は大幅に減っているし、使うなと言われてもちっとも困らない。むしろ、熱が出た→インフルエンザかもしれない→24時間以内にタミフルをのまないと薬が効かなくなる→すぐに救急に行かなくては、という悪しき流れに水を差されてちょうどよいかなという気がする。
そんなことで今日はどうなるやらと思いながら小児急病センターに出動。診察開始25分前というのに駐車場は満杯。しかたなく区役所の地下駐車場にまわる。待合い室は椅子が足りなくて立っている人が多数。予定より10分早めて診療を始める。ほとんどがインフルエンザかそれを心配しての受診。時折感染性胃腸炎が混じる程度。タミフルを使うかどうかの話をするとほとんどの方が今朝の報道を知っている。なので、話は早い。幼児のA型に数名タミフルを出したが、あとは皆さんご納得頂いて対症療法だけ。
そんな中、川崎病らしき発熱、発疹の患者さんがいて、二次病院への紹介状を書く。昼休みは20分確保。さすがに「さらしん」の蕎麦は無理でコンビニ弁当となる。
昼食中に某テレビ局から携帯に電話がある。今朝の厚労省の会見について現場の小児科医はどう思っているのかインタービューをお願いしたいという。今、急病センターの当番で身動きがとれないと言うと、終わってからでもよいという。どうするか一瞬考えたが、断ることにする。この手のインタービューは何をどう答えようが最初から決まっているテレビ局の結論に都合がいいように編集されるだけである。この事はすでに学習済みなので「デタガリ」根性は封印する。
午後も全く患者の切れ目はなく、待合い室は土曜の午後の渋谷センター街である。それで受付締切30分後には終了。このスピードは自分を褒めてやりたい。
5時過ぎには帰宅して、ささっと着替えて近所の公園まで走る。今日みたいな天気の日に走らないのなら走る日はない。真っ暗になるまで1時間半で16km。キロ6分を切るペースで何とか走れた。かすみがうらマラソンまで後3週間とちょっと。東京マラソンのリベンジにはもう後がない。
走り終わって風呂に入って録画しておいたACLフロンターレ対バンコックユニバーシティ戦を見る。結果はメールで知っていたのが、あれだけチャンスがありながらもったいないというのが感想。ジュニーニョがちょっとのところで何本外しただろうか。やはり私が等々力まで応援に行かないとダメか。

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