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2007.02.15

開院記念日

今日2月15日はクリニックの開院記念日。まる10年が経過した。10周年記念は昨年10年目に突入した時に行ったので今年はこぢんまりと来週に食事会を行う予定。院長の東京マラソン完走(できればよいのだが)祝賀パーティも兼ねたいと思う。

10年というのは、ありきたりの感慨だけど、長いようで短い。体感的にはあっという間の出来事だった。スタートした時のスタッフはカミさん以外誰もいない。最初は受付2人、看護師ゼロという構成だった。ワクチンは準備から接種まで院長一人でやっていたし、採血は受付一人とお母さんで抑えてもらってやっていた。それでも患者さんもそう多くはなくてのんびりしていたから何とかなっていた。今と違ってちょこまか動いていたから、診療も結構運動になっていた。今はどかっと椅子に座ってああせいこうせい言うだけだもの、白衣のウエストサイズも大きくなろうというものだ。そのころは「超酸性水」精製機というのが置いてあった。食塩水を電気分解した酸性側の溶液を消毒用に使うのである。アトピー性皮膚炎に効くというので3年くらい使っただろうか。皮膚を清潔にしてまめにスキンケアをするというところがよかったようで超酸性水の威力というわけではなかったようだ。理論的に考えても超酸性水の消毒効果は皮膚に触れたとたんに消滅してただの水になる。入浴と同じような効果を霧吹きに期待していたということになるのだろう。
10年前の開業時はインフルエンザの診断は症状を見て決めるしかなかった。急に高熱になったからとか、ふしぶしが痛いからとか、集団風邪だからとか、そんな具合だ。迅速診断ができるようになったのは開業して2年目のシーズンからで、それも20人分がやっと手に入っただけ。陽性がでて感激して大騒ぎをしたのを憶えている。タミフルもシンメトレルも使えなかったので治療はどうしていたのだろう。熱が高いと心配になって抗菌薬をばんばん出していたように思う。抗菌薬=風邪薬だったわけだ。
診断も治療もこの10年でずいぶんと変わった。これからもどんどん変わっていくだろう。ついていくのには気力と体力が必要だ。

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