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2006.09.28

ある突然死

今日の午後、ふだんからクリニックにかかりつけの4歳の男の子の予約が入っていた。受付から連絡があり、2週間ほど前に亡くなったのだが、そのことで話を聞きたいということだった。

こういう時に最初に思うのは、え、何かとんでもない見逃しでもしたか!ということ。そうではなかった。ご両親一緒に見えて、事の顛末をお聞きした。
朝、なかなか起きてこないので父親が様子を見に行ったところ、ばたんばたんと転げ回っていて、そのうち反り返って真っ青になった。すでに意識はなかったという。救急車が来た時は心肺停止の状態だったようで、搬送先の病院では蘇生の努力にもかかわらず亡くなったそうだ。監察医務院で解剖されたが、死因は急性心不全とだけ記されてあった。こんな事って、あるのでしょうか、と言うのがご両親の疑問。前の日まで、元気にしていた子どもが翌朝急に苦しみだしてそのまま死んでしまう。考えたくもないし、信じたくもない。
司法解剖では事件か病死・自然死かが問題となるので、病気の原因などがきちんと追求されることはあまりない。事件性がなければそれで終わりである。検案書からは本当のところはわからない。
致命的な不整脈が起きたのかも知れない。考えられるのは、それくらいのこと。これまでの成長過程からはとても考えにくいことではある。
お話を聞いていて、ご両親にはなぐさめの言葉もでなかった。
亡くなられたO君の冥福を祈ります。

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