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2006.06.21

学生つれて検診に

午後は保健所の1歳半検診。実習の学生を連れて行くことにする。実習期間も半分はすぎて、クリニックで見る病気もマンネリになりつつあるのでちょうどよい。車を保健所に停めてとりあえず「むつみ家」でラーメン。学生大盛り無料サービスというのがある。学生証を提示すると無料で大盛りにしてくれるそうな。で、学生諸君は大盛りのみそラーメン。ちぇっ、うらやましくなんかないやい、と院長はつけ麺。つけ麺は最初から麺が大盛り。

検診が始まる前に保健所長が話があるのでといって来られた。実は先日麻疹・風疹ワクチンのことで保健所の担当者と一悶着あったのだ。その一件だ。先月、MR混合ではなく麻疹単抗原ワクチンを接種したケースがあった。4月以降は単抗原ワクチンは麻疹・風疹どちらか一方を接種済みか罹患済みの人しか打てないというので保健所から請求書を差し戻された。そんなことはないだろう、3月末に突然国の方針が変わって単抗原ワクチンも定期接種になったじゃないか、と怒ったのだが、それが実施されるのは6月2日以降の話。5月中はフライングだったというわけ。電話中にそのことに気づいたが、引っ込みもつかないので、そもそも規則がどうだというより何のために規則があって何のためにそれが改正されているのか考えたら空白の期間の期間の査定なんかする意味があるのか、などと毒づいた。担当者が規則通りに対処するのは当たり前のことでそんなことに怒っても仕方ないなと、後で冷静になって反省。保健所長にはフライングの件は陳謝する。担当者にも謝るべきだとは思ったが、機会を逸した。
と、いうようなやりとりをさらっとすませて検診スタート。学生には検診の流れをざっと説明して、子どもにくっついて廻ってきなさいと放り出す。しばらくいないなと思っていたら、あっという間に一回りして戻ってきた。その後は検診の診察台に密着学習。決まったチェックポイントをさっさと見ていく。心理相談や栄養相談は別にあるのでそれらが必要な人は問診段階でチェックされている。もう一人の出動医はペースがきわめてゆっくりなので大半の子どもがこちらに廻ってくる。同じことの繰り返しを延々と続ける。見ているだけの学生は退屈そう。こういう所では「医龍」のようなドラマを期待してはいけない。医療の現場の多くはこういうことで成り立っている。シジフォスの神話なのだ。


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