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2006.04.26

学校検診第2弾

先週に引き続いて校医をしている中学の検診。今日は2年生。またもや8クラス。

中学2年ともなると体格は大人に近いので成人用の聴診器を持って行った。昨年も懲りたはずなのだが、これがきつくて耳が痛い。学習効果がないと言われても仕方ない。生徒の流れが停滞した先週の反省のもと、今日は更衣用の控え室を2室使って25分の短縮効果あり。それでも長い、飽きる。
私立の中学ではこういう一斉検診とは別に
個別にかかりつけ医で診察を受けて診断書を提出させるところがある。もちろん診断書は個人負担。先日、そういう診断書を書いた。身長体重、診察所見はもとより、血液や尿検査の結果も必要。たまたま血液検査をしたばかりだったのでその結果を転記しておいたら、今日父兄から記入漏れの項目があるので戻されたという連絡がきた。「血沈」の数値が未記入だというのだ。そりゃそうだ、「血沈」なんてここ20年検査したことがない。研修医のころは「血算、血沈、CRP、生化学、検尿」がとりあえずのルーティン検査だったが「血沈」はいつの間にか姿を消した。今でも有用だよという人もいるが、結局何を見ているのかよくわからない検査に血液がたくさん必要というので使われなくなった。結核病棟なんかでは今でも月一回の「血沈」なんてやってるのだろうか。学校の検診票に生き残っていたのには驚いた。血液型よりは意味があるだろうが不要の検査なので、どうしても必要というのなら養護教諭の方から私に連絡を取るように言ってくれと伝える。まもなく、連絡が来て、「血沈はなくてもいいそうです」ということになる。一言言いたかったので肩すかしを食った気分である。
血液や尿の検査結果まで要求する診断書を書くとすれば5000円くらいはかかるので親も大変。入学願書に心電図の現物添付を要求する私立小学校もあり、学校の書類にどこまで医学データを添えるかというのはもう少し問題になってもいいのかも知れない。

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