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2006.01.22

Macでプレゼン

大学病院で医局関係者を集めた研究会があった。そこで症例提示のプレゼンをしてみて、今更ながらMacintoshでのプレゼン環境のきびしさを知った。

かつてMacintoshはスライド作成の王者だった。Aldus Persuationというスライド作成ソフトを使いたいがためにPC9801を捨ててMacintoshに走ったという人も多かった。今でも医療関係にMacintosh派が多いのはその名残。Persuationで作ったスライド原稿をPolaroid社のフィルムレコーダーで撮影して現像屋に走れば学会発表の当日までスライドの編集ができる。Macintosh Persuation Polaroidは医局の三種の神器と言われたものだ。MicroSoftがPowerPointを出してきたがWindowsが使い物にならない頃は誰も相手にしなかった。Windows95のあたりから形勢がおかしくなってきた。プレゼンテーションもスライドではなくPCプロジェクターが主流になった。この頃にはプレゼンテーションはPowerPointというのが当たり前になってきた。Macintoshの退潮とともにPersuationはついに販売中止に追い込まれ、Microsoft寡占状態が確立した。
例えば小児外科学会の演題発表要項では以下のように記載されてる。

発表に使用できるデータ
Windowsで作成したMicrosoft Power Pointのファイルのみとします。画面サイズはXGA(1024×768)になります。
Mac版Power Pointやその他のアプリケーションで作成されたデータは、受け付けませんのでご注意ください。Mac版Power Pointで作成したファイルをWindows版のPower Pointに変換した場合、データが正確に表現できない場合があります。上記環境のPCですべての画面が不具合なく表現されることをあらかじめご確認のうえ、完成した形でお持ちください。

動画について
動画をPower Pointに埋め込む場合、Windows版のMedia Playerで動作する形式をお使いください。これ以外のリアルタイムプレーヤー、クイックタイムプレーヤーなどの動画ソフトは利用できません。
動画を使用する場合、リンク切れにご注意ください。メディアにコピーした後、作成したPC以外でのPCで動作確認することにより解決できます。なお、動画ファイルには拡張子(.wmvなど)を必ずつけてください。
動画をご使用の場合は不測の場合に備えて、VHSまたはS-VHSテープをご持参ください。


ということで、ふつうにMacintoshでプレゼン用のデータを作っていっても大抵のところでは受け付けてもらえない。Macintosh本体を持って行けばケーブルを差し替えて使わせてもらえるとこともあるが、最近ではコネクタの規格があわないことが多いのでそれもダメというところが多い。
今回はプレゼンテーションの内容がすべてテキストとJPEGだったので、フォントをMSゴシックとMS明朝に変更すればよかった。テキストとJPEGだけならこれで大丈夫。問題は表やグラフ、罫線などのデータ。もっと困るのは動画付きのデータ。Macintosh版PowerPointで原稿を作ってWiondows環境で発表するには、Windowsの環境も持っていて事前にテストして修正する必要がある。これは何ともばかばかしい。

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» [医療]プレゼン [へなちょこ医者の日記]
先日、医局でプレゼンをする機会がありました。 出てきたのはWindowsしかもMe...。 スライドはPNG形式の画像を貼っていて、大丈夫だろうと思っていたら全然出ず。 同期がPowerBookを取りに走ってくれましたが、出てきたのもOS9((Pismoでした。))。 画像は表示できましたが、臨床はコンピューターに関してはかなり遅れていますね。 かたおか先生の診療日誌にも同様の事が書いてありますが、この点では基礎の学会は進んでいます((ちなみに、研究自体もOSXになってからはツール等も充実してきてい... [続きを読む]

受信: 2006.01.25 22:41

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