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2005.12.18

小児急病センターは嘔吐ばかり

小児急病センターの日勤当番。ここのところのクリニックの混み具合から覚悟して出かけたが、しっかり働かせてもらった。

なんと言っても嘔吐下痢症が多い。次から次へ吐きました、下痢しましたである。以前はナウゼリン坐薬を出してたのだが、胃腸炎の嘔吐にナウゼリンは効かないというのでこのところクリニックでもほとんど出していない。確かにナウゼリンを使っても使わなくても嘔吐するときはするし、治る時が来れば治る。イオン飲料は濃いめの下痢嘔吐用のものを勧めているが急病センターの隣にある調剤薬局には置いてない。昼休みに覗いてみたが、赤ちゃん用のイオン水やらお茶やら、果汁やら、飲み物は棚いっぱいに並んでいるのだが、OS-1やアクアライトORSは置いてない。聞いてみたが、何ですかそれはという反応。このあたりの小児科では使っていないのだろうか。
吐いて気持ち悪そうなので点滴をして欲しいというリクエストもまだまだある。今日は軽症ばかりだったのでさすがに粘られてトラブルになることは無かったが、点滴してもらいに来たという人とはたいていトラブルになる。嘔吐には点滴と信じていてふだんもそう言う治療を受けているので、吐いているのに点滴もしてくれない、何という医者だということになる。
点滴はしないかわりに何かしないと納得して頂けない。経口補水液を手に入れないといけない。手っ取り早いのはポカリスエットなどの市販品に食塩を加えてナトリウム濃度を高くすること。で、どのくらい食塩を入れたらいいのか計算する。ポカリスエットのナトリウム濃度は30mEq/l 。これをWHO推奨の経口補水液の60mEq/lに近づける。
食塩1gは約17mEqなので500mlのポカリに食塩1gを加えるとナトリウム濃度は64mEq/l。ちょうどいいじゃん。
それからは塩味ポカリの作り方を説明して、飲ませ方も説明して、お薬はなしというパターンでいく。説明に時間がかかる。クリニックでもイオン水の飲ませ方のパンフを作ろうと思っているのだが、なかなか1パターンで説明できなくて頓挫している。
ほかにインフルエンザの検査希望が二人。熱が出た、インフルエンザだったらすぐに「特効薬」を飲まないと大変といういつものパターン。症状から見てもインフルエンザの可能性は少ないことを話したが、まあ点滴と違ってリスクがあるわけではないので検査した。二人とも陰性。よかったよかったと帰っていった。これからこういうパターンが増えるわけで、休日診療所当番も大変になる。年末年始の当番はないのでまあいいけれど。

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