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2005.05.17

電子カルテWINE Style

MEDiPlazaで触れなかったWINE Styleの販売業者さんにメールしたらデモ機のノートを持ってすっ飛んできた。前に売り込みに来たのがちょうど2年前だったという。その時は「電子カルテ検討会」で新しい電子カルテを作る予定だからと言って断っていたのだった。

iBookにインストールされたデモ機はデータが多くないのでそこそこの速度で動くが、実際の運用では実用レベルではないだろう。実際の運用ではPowerMacG5がお薦めという。毎日の診療を電子カルテでストレスなく楽しく診療すると言う面ではなかなかの優れもの。きちんとカスタマイズすればFuture Clinic21のタッチペン入力なんかよりずっと速く入力できそうだし、入力したデータが画像ではなくテキストとして残る。見た画面もMacOSXが基本だからWindowsに比べりゃずっと洗練されている。ありとあらゆるボタンやフィールドを画面全体にびっしり配置した女性週刊誌の表紙のようなインターフェイスは好みじゃない。そういう意味ではこのWINE Styleはぴったりかなと思う。
だが、何のために電子カルテを導入するのかというと、私の場合カルテデータの後利用ということに大きなウエイトを占めている。症例の集計や分析。たとえば、自分が今期のインフルエンザに対してどういう診療をしたのかを総括すること。結果的に「突発性発疹」と診断した患者さんにどのくらいの割合で抗菌剤を処方していたのかを知ること、などいくらでも思いつく。せっかくデータを電子保存するわけだからそういうことができる電子カルテであってほしい。だが、残念ながらそれは今の段階では無理のようだ。技術的にそう難しいことではないと思うのだが、最大の要因は開発者にデータの後利用への興味がないことだろう。電子カルテを使って楽しく診療しましょう、というのがポリシー。それはそれでいいのだが。

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