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2005.03.28

「教える」ということ

4月になるとまた学生の見学実習が始まる。今日は新学期に備えてのスタッフミーティング。午後の診療を5時で終わりにして大学病院にむかう。

大学病院にいたときは学生や研修医の「指導医」という立場にあった。で、何をしていたのか。自分の受け持ち患者や研究班の仕事で手一杯。今となってはほとんど思い出せないくらいで、きっとお寒いものだったろう。
スタッフミーティングで医学部国際教育センター教授の北村氏の講演があった。いかに学生や研修医を教えるかという話で、教える側の教育も必要と言うこと。30分ほどの短い話だったが、おもしろかった。あちこちで話しておられるようで話し方も練れている。
たいていの医者は「人を教える」ための教育を受けていない。先輩から教えられたことを伝える、自分の経験を伝える。そういうかたちで伝承してきた。伝統芸能の世界だ。やはり、それじゃいかんと。先輩の知識の伝承では当然の事ながら必要な知識が幾何級数的に増えているわけだから世間の進歩に追いつくわけがない。知識を伝えるのは最低限にして、知識の習得法を教えるのが大切ということだ。そういう教え方ができるようになるためには、当たり前の話だが、教える側のトレーニングもきちんとやらないということ。なかなか耳の痛い話だった。

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