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2005.02.04

インフルエンザアクチンは効いているのか?その2

今週に入ってインフルエンザはさらに増えて毎日10人以上となっている。全部に迅速検査をやるわけではないので検査陽性の報告はそれよりも少ない。今シーズンの迅速検査陽性報告は今日までで67人。うちワクチン未接種または不明の人が41人、接種済みの人が26人。

型別の内訳ではA型28 B型39とB型が多い。ワクチン接種済みで罹っている人が39%いる。これは前にも書いたようにワクチンの接種率が高くなれば接種済みで罹る人の割合が増える。だから問題はうちのクリニックに来るはずの潜在的患者さんのワクチン接種率。もちろん、これをいまから数えることはできない。推計で出すしかない。たぶん50%はいってない。50%の接種率だと仮定すると、計算が簡単でいいが、有効率は37%となる。
発熱を基準にした発病予防効果がこの程度の数字だとしても、症状が軽くなるという効果はどうか。この検討は面倒だ。発熱期間、最高体温、肺炎や中耳炎などの合併症の有無。こういうものを比べないといけない。何となくワクチンを接種してある方が軽いような気もするが、こういう印象は当てにならない。きちんとした評価が必要だ。こういう調査は外来小児科学会ワクチン検討会でされていて、調査は終了してるはず。どういう訳かまだ公表されていない。

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コメント

先週職場でマイコプラズマに罹った人が出ました。家族で順番に罹ったらしく、お子さんは入院されている模様。
その人の隣席の人の声がどうも鼻声に聞こえるので「風邪ひきました?」と聞くと、「え?!もしかしてヤバイかも(^^;;;」というお答えで、少し突っ込んできいたところ上述のマイコプラズマ云々のお話へ。
今月に入って急に、電車でもバスでも咳をしている人が増えたような気がします。
ちなみにうちの子はどうもアレルギー性のようなんですが、ここにきてインフルエンザ、マイコプラズマ、ただの(っていうのも語弊がありますが)風邪、花粉症と、まるで包囲網の中にいるかのような気分です(^^;

投稿: nora | 2005.02.07 23:37

マイコプラズマ肺炎はあまり流行っていないように思うのですが、よそではよくそういう診断を耳にします。ホンマかいなっていつも思ってしまう。マイコプラズマIgM抗体の検査が簡単にできるようになって、この検査は半年くらい陽性が続くので過剰診断されている可能性もあります。検査もしないで熱と咳が長引くと「マイコプラズマ」になってしまうところもあるみたいです。

投稿: 院長 | 2005.02.08 12:53

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