« 計るだけダイエット | トップページ | おたふくかぜワクチン »

2005.01.07

母乳と薬

これまでも何度か授乳中の母親の薬やアルコールについて書いてきた。最近また同じような質問を何度も受けるので、簡単まとめておこうと思う。

ほとんどの薬の能書には「授乳婦には禁」となっている。これは、授乳中の母親に薬を飲ませて赤ちゃんの血液中の薬の濃度や副作用の発現率を調べた結果「禁」ということになっているわけではない。そういう調査はしていないので安全性については保証できないということである。小児に対して「安全性が確立されていない」にもかかわらず使われている薬はたくさんある。データを取りにくいので取らないだけである。
授乳中の母親が困るのは自分が風邪をひいたときとか下痢をしたとき。こういうときに鎮痛剤や咳止め鼻水止めなどの薬を使えないとつらい思いをする。内科や耳鼻科に行ったら「母乳は止めてください」と言われる。泣く泣く母乳を中断して薬を飲むか、薬を飲まないでふーふーいいながら我慢するかになる。
もし赤ちゃんが熱を出して辛そうなら解熱剤は使うし、咳止めや鼻水止めだって使うときは使う。母乳に出てくる薬の濃度は赤ちゃんが直接飲む薬の濃度に比べたら何十分の一。解熱剤を飲んだ母親の母乳を飲んだら赤ちゃんの熱が下がるかって、そんなことはあり得ない。
もちろん少量でも赤ちゃんの体内にはいるとまずい薬もある。甲状腺や副腎皮質などのホルモン剤。抗ガン剤等。
だから、赤ちゃんにだって飲ませるような薬を授乳中の母親が飲んだところで心配ありませんということ。もちろん飲まなくたっていい薬はたくさんある。風邪に無意味な抗菌剤など赤ちゃんへの影響を心配することはないがそもそものむ必要がない。

|

« 計るだけダイエット | トップページ | おたふくかぜワクチン »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4860/2502733

この記事へのトラックバック一覧です: 母乳と薬:

« 計るだけダイエット | トップページ | おたふくかぜワクチン »