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2004.11.30

血液検査機の入院

2年前の夏から毛細管半分ほどの血液で血球検査と炎症の指標になるCRP値を測れる検査機を入れている。結構なお値段の器械だがとても便利で有用なので十分ペイはしている。今ではこの器械なしでは診療スタイルを守れなくなっている。そういうこともあって器械の故障に備えて業者さんとかなり高額の総合メインテナンス契約を結んだ。

幸か不幸か、契約を結んで2ヶ月もしないうちに器械が壊れた。電源部の故障とかで修理に時間がかかるそうだ。契約通り早速代替機をを持ってこさせた。これが2年前の器械より新しい器械なので、測定範囲がひろい。検査結果も安定している。修理に出てかれこれ一月になるがまだ治らないらしい。今の器械はずっと壊れたままで帰ってこなくていいよという気分になっている。
今週に入ってインフルエンザも出てきたし、高熱が続く「風邪」も多い。こういうときに血液検査は威力を発揮する。「風邪」かそうじゃないかの見極めに役立つ。検査しないと「風邪」かどうかもわからないのか、このヤブ!と思われるかもしれない。釣りはヘラブナに始まってヘラブナに終わるという。開業医は風邪に始まって風邪に終わるのである。「風邪」と言っても奥は深い。不要な抗菌剤を出さないためにも「風邪」の見極めは大切なのだ。
今週の2日間でCRP値が前の器械の測定限界の10mgを超える患者さんが2名いた。前の器械なら採血し直して血液を希釈して再検査しなくてはならないところだ。二人とも「アデノウイルス咽頭炎」という結論が出た。こういう風に最後まで診断できるのはホントにいい。

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