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2004.10.19

インフルエンザワクチン関連ニュース

インフルエンザワクチンの予約枠がほぼ終わりかけている。ワクチンの追加発注は今のところ不調で、この分だとこれで終わりということになりそう。もともとこのくらいと決めて発注しているのでいずれにしてもそう増えることはない。インフルエンザ関連のニュースがいろいろ入ってくるのでその紹介。

ワクチン不足、米で大騒動 インフルエンザの冬目前 
という記事。ワクチン不足のアメリカではワクチンが10倍に高騰して、それでも長い行列ができているという。79歳の老人が長時間並んだすえにころび、その後に亡くなったという話を伝えている。それほどまでして受けた方がいいかは議論のあるところ。もともとインフルエンザワクチンの効果というのははっきり目にみえてくるものではない。よく調査してみたら少しは効いていたとか、あんまり効いてないみたいだとかいろんな評価がでるくらいのもの。小児科の範囲で言うと、とくに昨年のは患者さんを見ていてホントに効いてなかった印象。老人の方はよくわからないが内科の方の調査でもあまり効果はよくなかったという報告がある。もしこの老人がワクチンを簡単に受けることができたらこの冬は無事に越せたのだろうか。答えはだれにもわからないが、並びさえしなければもう少し長生きできたことだけは確かだ。
ワクチン副作用で8人死亡 昨年度のインフルエンザ
もう一つがこの記事。今日のワクチン接種で心配になったひとが質問してきた。そりゃそうだろう、ワクチンで8人も死んだというのだから。詳しい死因とワクチンとの因果関係など何も書いてないのでわからないが、亡くなったのは50歳から90代の男女。ワクチンを接種した後に「急性心不全」「心筋梗塞」「肺炎」などで亡くなったと書いてある。これはどう考えても直接ワクチンが原因とは思えない。心筋梗塞で亡くなった人は、たまたま亡くなる前にワクチンを接種しただけ。肺炎の人などどういう因果関係の説明をつけるのか。肺炎のお年寄りはその前にワクチンを接種していようがいまいが亡くなるときは亡くなる。もちろん、「絶対」にワクチンは無関係と断言はできないのでそういう報告があれば載せるのだろうが、それをそのまま垂れ流し報道していては「頭が悪い」と言われても仕方ない。ワクチンを接種して表に出た途端に交通事故にあった。これはワクチンの副作用だというようなもの。そりゃ、ワクチンの副作用で意識が朦朧としてふらふらと歩いていたところを車にひかれた、だからやはりワクチンの副作用だなどとこじつけることも可能だが、それは桶屋談義というものだ。

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コメント

「インフルエンザワクチンで死亡」の記事、読売では「副作用192人」となっていて「死亡」は見出しにはない。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20041018so13.htm
記事の出所は厚労省の発表で、副作用として報告があったのが192件、うち死亡が7件。死亡については「ただ、死亡例を専門家による検討会で検討した結果、いずれもワクチンとの因果関係は明確ではなかった。 」と書かれている。ここを書き落とすと共同通信のような変な煽り記事になる。

投稿: 院長 | 2004.10.20 12:09

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