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2004.09.25

本の「監修」という仕事

以前に「監修」した育児雑誌の付録冊子を単行本にする話があり、そのまま引き続いて監修することにした。もとの冊子は薬に関するものだが、病気の解説やホームケアについても追加することになった。

原稿があがってくるのが夏の閑な時期でもあり、監修の作業はスムーズに進んだ。ライターの方も変更点は素早くくんで書き直してくれ、心地よい共同作業ができたと思っていた。すべての原稿が完成して、初校がでるという昨夜に編集者からメールが来た。病気の説明に使う写真は私が提供した物以外は以前の記事からの再利用。提供者には承諾を取っていて断られることはなかったのだが、一人だけ、写真を使うのなら原稿も見たいという人がいた。そこで原稿を送ったらそのままなしのつぶてで音沙汰なかったのだが、今日原稿に赤を入れて送り返してきた。この通りに変更しないのなら写真の利用は断るということだった。その変更内容に、私の指示した内容とは全く違うものが含まれていた。ホームケアというのは人によっていろいろ指導の仕方が違う。熱の下げ方だっていろいろだ。その写真の提供者が自分の患者さんに自分の考えで指導するのはあたりまえ。写真を自分の考えと違うところで使われるのは不本意ということはよくわかる。編集者はもう時間がないので、言われた方向で書き直した原稿を承諾してほしいと懇願している。しかし、これだけは、はい、そうしましょうと物わかりのよいおじさんになるわけにはいかない。
最後になって、こういう気分の悪い事態になるのは不本意だが、説明のための写真すべてを用意できなかったところにも問題がある。「監修」というのは名前だけで、後はよろしくということにだけはしたくない。なんとか症例の写真を集めなくてはと思うのだが、編集者と連絡が取れない。初校段階でトラブっているというのにどうしたもんだろう。

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