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2004.09.02

起立試験

小学校高学年から中学生くらいで、朝の目覚めが悪い、頭が痛い、立ちくらみがする、腹痛がある、というような症状を訴える子が結構いる。昼頃になると症状は消える。そうしたこどもの多くは起立性調節障害と言われる一種の「自律神経失調症」だろう言われている。

血圧や内臓の運動をコントロールする「自律神経」の発達が身体の急速な発育に比べて未熟なために起きると説明されている。もっともらしい説明で、私ももっぱらこの線で話をしている。ところがこの「自律神経失調」、なかなか検査で証明できない。
長い時間起立していると血圧が下がる、心電図にも変化が出るということを見るために「起立試験」をやる。横になった状態で血圧を測る(心電図も)、その後ずっと立ったままの姿勢でいる。君、廊下に立っていなさい、というあれである。10分以上その姿勢で、また血圧(心電図)を測る。その前後での変化が大きいと自律神経失調ということになるだが、血圧だけを見ているとなかなか変化は捕まらない。まして血圧が下がって倒れたという経験はない。だからこの検査、実はあんまり当てにならない。
ところで、この「立ってなさい」、学校では昔から「懲罰」として行われてきたのだが、今でも行われているのだろうか。起立試験で本当に血圧が下がるのなら、立たされた生徒がばたんばたんと倒れるという事態があったはず。緊張感を持って立っていると検査の時もそうなのだが、変化が来ないということなのだろう。両手に水の入ったバケツを持って立ってなさいというのもあったが、これも重い物を持つという負荷がかかるので交感神経が緊張状態になってかえって倒れる危険は少ないのかもしれない。

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