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2004.07.19

アーチャンカルテL

先日のモダンホスピタルショウでさわったアップル・ドクターの電子カルテ「アーチャンカルテL」。予防接種委員会を欠席してまで行ったのだが、おおいに期待はずれ。

アーチャンカルテはMacintoshで動くレセプトソフト「アーチャンレセプト」を作っているアップルドクターが新規に作った電子カルテ。「アーチャンレセプト」のユーザーとしては一度は見ておくべきかなと思った。「アーチャンレセプト」にもオプションで追加できる電子カルテというのがあるが、これには食指が動かない。会社の方でも売る気はないようにみえる。今回のはJavaベースでWeb Browserで読み書き出るというふれこみにかなりの期待を持って行った。
見る前からわかっていた情報としては、運用するにはWindowsのServerが必要ということ。どうしてWindows なんだ。院内のサーバーとしてインターネットとは隔離するが「自己責任において」インターネットにつないでVPNを構築することもできるという。医師会でサーバーを導入したときの体験から言えばWindowsのserverとはおつきあいしたくない。Windows でしかできないことがあるのであえて選択したようなことが書いてあったけどほんとうにそうだろうか。
ブースにはMacintoshとWindows XPが並べて展示してあって、どちらでも使えるようになっている。Macintoshの方で試してみた。これが遅い。画面の切り替えなど待っていられない。隣のWindowsはサクサク動いている。そもそも開発はWindowsでやっていて、Macでは動作確認もしていないようだ。描画用のエディタを開いたら文字化けはするは、ボタンは効かないは。今や世の中のシェアはWindowsが圧倒的だからWindowsで動かないものを作っても商売にならないというのはわかる。でも、やせても枯れても「アップル」ドクターという社名なんだから、そのポリシーは忘れてもらっちゃ困る。Mac での動作が第一ではないか。これではサーバーだけじゃなくてクライアントも全部Windowsにしないと使えない。
カルテの機能としては、未成熟としか言いようがない。
私が有って欲しいと思う機能をいろいろ確認してみた。院内検査に対応できない。診療画面から兄弟のカルテを呼び出せない。イラストの挿入が煩雑で実用的でない。検索機能がない。診察室からは公費や保険の情報をみれない。クライアントからは印刷ができない。系時的なデータをグラフ化できない。体重換算の薬用量を表示できない、、、、

これは、前途多難だ。
「アップルドクター」が「アップル」を棄ててどうする。これまで同社への支持の大半が「アップル」というところにあったのだと思っているのだが。

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