« 名称不詳の雑草 | トップページ | 待合室の本 »

2004.06.21

台風通過の日

台風の影響で昼頃には雨が降り始めたが、午後には日本海に抜けたようで5時過ぎには雨はやんだ。午後は台風で雨という予報だったので午前中は混み合ったが5時以降はがらがら。

こういうアンバランスな混み方のときは午前の人が少しでも午後に回ってくれたらと勝手なことを思ってしまう。月曜日は熱が2日目、3日目で初診という人が多くなるのでどうしても検査も増える。そうなると診察が遅れる。別に悪いことではないのだが、診察のスピードが以前と比べるとめっきり遅くなっている。月曜と土曜の予約枠を検討しないといけないかなと考えたりもする。
午前中に点滴がひとり。検査したら溶連菌感染なのだが昨夜からの嘔吐で唇に色がない。尿中ケトン4+。血糖は正常だったので昔で言う「自家中毒」。こういうのは点滴すれば一発で元気になる。
うちでは嘔吐したというだけでは滅多に点滴はしない。脱水になったら怖いのですぐに点滴しますという所も多くて、患者さんの方も吐いたら点滴と思っているフシがある。吐いただけですぐに脱水になるわけではない。嘔吐が続いて水分摂取が半日以上まともにできないと脱水になる危険がある。そうならないように治療する。たいていは口から水分をとれるようになる。だからウイルス性の胃腸炎で点滴が必要になることはまれだ。点滴するのは今日のようなケースとか、低血糖になっているケースが多い。
午後に問い合わせの電話がいくつか。
実家に帰っているのだが、鼻水がでるので近くの小児科にいった。熱もなく元気も悪くない。そこで出されたクスリを飲んでいいだろうか。ミルクアレルギーがあるので心配という。「メイアクト、レベニン、ムコダイン、ポララミン、、、あと何だったか」。メイアクト、レベニンはミルクアレルギーには要注意になっていると調剤薬局で言われたのが心配だったようだ。問い合わせの症状で私なら「メイアクト」はまず出さない。抗菌剤を出さないから下痢予防の整腸剤も出さないだろう。そのことを伝えたうえで、お母さんに判断してもらった。
もう一件。そちらにかかるといつも「初診料」をとられるというもの。「初診料」は新しい病態で診察を受けた場合、前の病気が治癒していれば頂くことになっている。クリニックに初めてかかったときだけではない。カルテを調べると先月に「胃腸炎」で1回受診。4日分のクスリが出ていてそれで終了。これは「初診」。今月は咳鼻水の「上気道炎」で受診。前回の「胃腸炎」は「治癒」しているので当然今回は「初診」になる。もちろん症状が続いて次にもう一度かかればこれは「再診」になる。病気の組み合わせ次第では一月に「初診」が2度、3度ということもあり得る。たとえば一度目に肘が抜けたという「肘内障」で「初診」、その日のうちに「治癒」。次の日に頭をぶつけて心配ということできたが診察して大丈夫だった。これも「初診」ですぐに「治癒」。数日後に熱が出たといってきたら「上気道炎」でまた「初診」となる。この順序が逆で「上気道炎」でかかって2−3日後に「肘内障」になった場合は「上気道炎」はまだ「治癒」していないと考えられるから「再診」になる。

|

« 名称不詳の雑草 | トップページ | 待合室の本 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4860/812891

この記事へのトラックバック一覧です: 台風通過の日:

« 名称不詳の雑草 | トップページ | 待合室の本 »