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2004.06.10

合計特殊出生率

合計特殊出生率が戦後最低をさらに更新した。asahi.comの記事

合計特殊出生率というのは一人の女性が平均して一生に何人の子供を生むかという数字。単純に考えて2を切ると人口は減少に向かう。今回のデータでは1.29。年金改革法案の皮算用がこれで大きく狂うから法案成立後に発表されたというのは、正しい読みだろう。
少子化が叫ばれてもう10年になる。小児科は少子化の影響を受けて大変だろうとよく言われるのだが、この実感はあまりない。子供の数が減ったと言っても小児科医の仕事は減っていない。むしろ、救急医療などは少子化が進むにつれて需要が増えている。小児科医が減っている分、一人あたりの負担は増えているといっていい。
それに、クリニックの近辺ではまだ子供人口の減少が直接目に見えて現れていない。幼稚園にしても保育園にしても入るのが大変。保育園に待機児がいるだけではなくて幼稚園も入園希望者で入れない人がかなりの数になる。今から来年の入園の作戦を立てるという話だからこれも大変だ。つまり、全体の出生数は減ってはいるが、その減り方にばらつきがあり、都市近郊ではところによっては増加している。そういうところには医療を含めて関連の産業が集まってきて競争が激化するのが市場原理なのだが、幼稚園にしても医療機関にしてもその兆候がない。先の見通しが不透明なのだ。今参入してももうすぐ市場はいっぱいになりパイは小さくなるとみな読んでいるにちがいない。

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